#

 

 
 

寝床に射し込む日差しの暑さに、早朝から無理やり起こされることも少なくない今年の猛暑。そんな灼熱の太陽を望む真夏には、暑さをドーンと吹き飛ばしてくれるような料理が食べたくなります。例のごとく、妻のステンドグラス教室が行われたこの日。ランチのまかないにこれぞ“夏”という感覚のカレーを作ることにしました。テーマはスッキリ&スパイシー&ボリューミー。その強力な味方になってくれるのはもちろんロッジですが、今回は我が家のロッジ全種が登場するロッジオールスターズによる調理共演です。

※写真にカーソルを合わせるとキャプション表示します。
クリックすると写真拡大で説明が見られます。

 

セミのふ化

朝早く目覚めたある日のこと。庭の木に白く光るものが・・・。近づいて見てみると、ふ化したばかりの蝉。この後2時間ほどで茶色くなり、辺りで蝉が鳴くころには飛んでいってしまった。

はじめに12インチディープでカレーを仕込みます、チリ以外のハーブと塩コショウを鳥肉にまぶし良く揉んで寝かしておきます。次に細かく刻んだニンニクとショウガ、サラダ油少々を常温のロッジに入れ火にかけます。少し色づいてきたら鶏肉を入れ、表面を焼いていきます。全体に焼け色が付いたらザク切りのタマネギを入れて軽く炒めた後、蓋をして上下の弱火で40分ほどロースト。その時間を利用して付け合せの野菜を仕込みます。最初は新ジャガのスチームロースト。コンボクッカーにトリペットとカップ2杯ほどの水と小さじ1の塩を入れ、新ジャガを隙間なく並べます。蓋をして上下の中火で約30分スチームロースト。続いて6インチへピッタリ入るサイズに筒切りしたニンジンを詰め上下の中火で30分、ピーマンは丸ごと6インチに詰め上下の中火で10分、それぞれカップ1/2の水と大さじ1杯のオリーブオイルを入れて調理しました。最後に12インチのカレーへ櫛切りタマネギとココナッツミルク、水を加え味を調整したのち一煮立ちさせればカレーの出来上がり。あとはエナメルダッチのターメリックライスとキッチンダッチのバターライスが炊き上がればすべてのロッジの調理が完了です。

 

材料

材料は鳥手羽元、米、ニンジン、ピーマン、新ジャガ、タマネギ、ショウガ、ニンニク、ココナッツミルク、ハーブ(ターメリック、クミン、クローブ、カルダモン、シナモン、チリ、ローリエ)そして塩コショウ

 

カレーのハーブ

時計回りにローリエ・コショウ・クローブ・シナモン・カルダモン・クミン・ターメリックそして塩。今回は普段使用するコリアンダーをクローブに変え、よりスパイシーにしてみた。

 

ハーブを入れる

鳥手羽元にハーブを入れる。このとき手にビニール袋をかぶせておくと手に粉が付かず、後の作業が楽になる。

 

ハーブを混ぜる

混ぜ合わせながら揉みこんでいく。そして10〜30分ほど寝かす。肉にしっかりと味を付けておくと食べたときの肉の旨みが格段に良くなる。

カレー材

ショウガとニンニクは細かいみじん切り、旨み用のタマネギは小さめのザク切り、形を残す具のタマネギは芯でつながった櫛型にカット。

 

肉炒め

ショウガとニンニクが色付いたら肉を入れ炒める。鳥から出た水気もきれいに入れる。

 

タマネギを入れる

横の火で上火用の豆炭を着火させながら、旨み用のザク切りタマネギを投入する。

タマネギ炒め

タマネギがしんなりして、透き通ってくるまで焦げつかないように炒めていく。

 

蓋と上火

炒まったら蓋をし、着火した豆炭を並べる。下は弱火で焦がさないように調整。

 

ロースト終了

40分ほどたったダッチの中はとろーり。タマネギはほとんど溶けて、肉は中まで柔らかく骨から簡単に外れやすい状態。



ここで櫛型に切ったタマネギを入れ、具の形を崩さないようにゆっくりと炒める。

 



タマネギに少し火が通ったところで缶詰のココナッツミルクを入れる

 



その缶を利用して同量の水を計ってダッチの中に。蓋をし一煮立ちさせ塩コショウとチリパウダーで味を調えたら完成。そのまま少し寝かすとより味がまとまって美味。

         



新ジャガは皮が柔らかいので皮付きのままの調理に向いている。ただし泥を流す時には皮を傷つけないように手やスポンジでやさしく洗うようにする。


 



20〜30分後に蓋を開けて竹串を刺し、中まで火が通っていたら蓋を開けたまま火に掛け水分を飛ばす。


 



ニンジンは太い部分に直接熱が伝わるよう縁側に、細い部分を中心側に詰める。種も美味しいピーマンは少し火が通ったくらいで丸ごといただく。


出来上がった料理から粒庵のデッキへダッチオーブンのまま並べていくと、ランチを待ちかねていた教室参加者から「なんかいい匂〜い」「この匂いはカレーだ」「でもダッチオーブンがいっぱーい」という期待と驚きの声が聞こえてきます。一つずつダッチの蓋を開けて説明していくとその都度歓声を上げてくれる人もいました。ひととおりの説明が終わり「右奥のターメリックライスから順に皿へ盛り付けて食べてください」というと我先にとよそって、どんどん食べてくれます。私もよそって食卓に付き、テーブルを見渡すと黄色・オレンジ・緑など、なんともカラフルで南国の花畑のような景色になっていました。

真夏に6台のダッチオーブンと豆炭などの火を使った料理は、さぞかしキツイだろうなと思いつつやっていましたが、重たいダッチが丁度いい運動不足解消になり、火も熱いというよりは体をカラッとドライにしてくれ、以外と気持ちよく作業ができました。また、細かい手間を掛けずに入れて放っておくだけのダッチオーブン調理なので品数が多い割にはあっと言う間に出来てしまい、料理だけでなく調理自体もドカーンとサッパリした夏のひと時でした。

 

ロッジ6台

ロッジのコマーシャル?という感じのワンシーンですが、じつは余熱調理中。保温効果もあるので、出来上がっても急いで食べなくて大丈夫。


 

ライス2種

キッチンダッチは塩とバターを入れて炊き、エナメルダッチはオリーブオイルとターメリック・ドライレーズンを入れて炊いた。

 

ピーマン

熱々ながら歯ごたえが残る仕上がり。食感と苦味が夏らしいカレーのアクセントにぴったり。

ニンジン

ニンジンの旨みが凝縮された甘い味は、カレーと合わせてもそのままかぶりついてもいい。

 

ニンジン

水気を飛ばすと皮が破れ、ほくほくの粉吹きイモが顔を。これがあることでボリューム感がぐんとUPし食べ応えが十分に。

 

盛り付け

次々と皿に盛り付けられていく様子は、作り手にとって最高に嬉しい瞬間。でも一番手前の人はニンジンが苦手のようだ。


カレー

今回のカレーはココナッツミルクのスープ仕立て。冷やしてソーメンや冷製パスタに掛けても美味しそうだ。

 

ピクルス

ターメリックとチリパウダーを入れたサイドディッシュの自家製サラダピクルスは、今日のカレーに合わせて作っておいたもの。冷蔵庫でキンキンに冷やし、直前に食卓へ。

 

テーブルの皿

なぜか全員の皿が山盛りになっている。肩口の器に入っているのは、カレースープにチリパウダーとガラムマサラを入れた辛口好きの人のために用意した激辛ソース。

       
長野修平
長野修平(ながの しゅうへい) プロフィール

1962年北海道の山菜料理店に生まれる。
海山の自然素材や古材で様々な暮らしの道具を作る作家。
山菜料理や焚火料理などにも精通し、日々の暮らしやキャンプに独自のスタイルを持つ。首都圏や地方などでワークショップや作品展示などを行なう。

現在、東京西端の陣馬山麓の古民家に家族4人で暮らしながら、手作りアトリエNature Worksを中心に活動。毎年10月に近隣の工房と共同開催すると「秋の工房展」では、作品展示販売のほか薪窯ピザ教室や長野修平クラフト体験教室などを開催。500人を超える来場者にアトリエを開放。

新聞・テレビ・雑誌などを通じての紹介も多く、著書には「東京発スローライフ」(オレンジページ)、共著に「おとなの自然塾」(岩波書店)や「野外で役立つロープワーク入門」(地球丸)、月刊誌「BE-PAL」では「長野修平の青空工房」を」月刊ガルヴィでは「長野修平のこもれびキッチン」を連載中。

ホームページ:www.nature-works.jp

 
   
     
index
| HOME | トピックス | 商品紹介 | ショップリスト | ロッジとは | レシピ | お手入れ | FAQ | お問い合せ | サイトマップ | 個人情報保護 |
Copyright : © 2012 A&F Corporation